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集合研修とは?|メリットや効果的な進め方を解説

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集合研修とは?

集合研修とは、受講者が同じ会場に集まり、講師から直接指導を受け、学習を進める研修形式です。

新入社員研修や管理職研修、コンプライアンス研修などで活用されており、研修内容に合わせて、講義とグループワーク、実技演習を組み合わせて行う場合もあります。 

講師が受講者の反応を確認しながら説明できることや、受講者同士で意見を交わせることも集合研修の特徴です。

集合研修の主な形式

集合研修には、講義形式・グループワーク形式・実技研修形式など、複数の実施方法があります。研修の目的や習得したい内容に応じて、これらを使い分けたり、組み合わせたりすることが大切です

集合研修の3つの形式

講義形式で知識を伝える

講義形式は、講師が受講者に対して、知識や情報を体系的に伝える形式です。新入社員研修やコンプライアンス研修、商品知識研修など、複数の受講者に同じ内容を学んでもらいたい研修に向いています。

講師がスライドや資料を用いて説明するため、比較的人数が多い場合でも、短時間で一定の情報を伝えられます。

一方で、受講者が受け身になりやすく、「受講しただけ」で終わってしまうこともあります。

そのため、理解度確認のための小テストや質疑応答の時間を設けるほか、実践的な内容を扱いたい場合は、後述するグループワークや実技研修と組み合わせるとよいでしょう。

グループワークで意見交換を行う

グループワーク形式は、受講者を数人ずつのグループに分け、テーマや課題について意見を交わしたり、どのような対応ができるかを考えたりします。主に、営業研修や管理職研修、リーダーシップ研修などで用いられます。

講義で学んだ内容をもとに事例について考える場合や、正解が一つではないテーマについて、複数人で話し合う場合に向いています。

ただし、発言する人が偏ると、十分に意見を交わせないまま終わることがあります。進行役を決める、全員が発言する時間を設けるなど、参加しやすい進め方を考えておく必要があります。

実技研修で手順や技能を学ぶ

実技研修は、製造現場の作業研修、接客研修、医療・介護分野の技術指導など、受講者が作業や操作を行いながら、手順や技能を習得する形式です。

講師が手本を示した後、受講者が同じ作業を行い、動作や手順について指導を受けます。説明を聞くだけでは習得しにくい作業や、正しい手順を繰り返し確認する必要がある研修に向いています。

実技研修では、一人ひとりの動きを講師が確認できる人数に調整することも重要です。

参加者が多すぎると、実際に作業する時間や、講師から指導を受ける時間が不足する可能性があります。

受講者が多い場合は、複数回に分けて実施したり、講師を補助する担当者を置くことが必要です。

集合研修を実施するメリット

集合研修には、その場で疑問を解消できる、実践を通じて理解を深められるといったメリットがあります。

また、受講者同士が顔を合わせることで、部署や拠点を越えた関係づくりにもつながります。ここでは、集合研修を行うメリットについて詳しく解説します。

その場で疑問を解消できる

集合研修では、受講者が分からない点をその場で講師に質問し、回答を得ることができます。

誤った理解が業務上のミスや事故につながる内容を扱う研修、例えばコンプライアンスや安全管理に関する研修では、不明なことや疑問をその場で解消できる点が重要です。

実践を通じて理解を深められる

集合研修では、講師からその場でフィードバックを受けられるため、説明を聞くだけでは分かりにくい点や改善すべき点について、確認しながら学ぶことができます。

特に、営業や接客、技術指導など、対人対応や作業を伴う研修では、実際の場面を想定して練習できる点がメリットです。

受講者同士のつながりが生まれる

集合研修では、同じ会場で学ぶ受講者同士が顔を合わせるため、部署や拠点の異なる社員同士が知り合うきっかけにもなります。

特に、新入社員研修や階層別研修など、研修後も関わる社員が参加する研修では、仕事を進める上での関係づくりにも役立ちます。

集合研修を実施するデメリット

集合研修には、多くのメリットがある一方で、会場や参加者の調整に手間がかかるほか、受講者ごとの理解度や研修後の定着状況を把握しにくい、といった課題もあります。

研修を行う際は、このようなデメリットを理解し、事前に対策を考えておくことが大切です。

コストがかかる

集合研修は、会場の利用料に加え、講師の交通費や宿泊費、参加者の移動費などが発生します。遠方の拠点から従業員を集める場合は、交通費や移動時間の負担も大きくなります。

また、会場の準備や資料の印刷などの運営コストも必要です参加人数が増えるほど費用が膨らみやすいため、事前に予算を確認した上で計画的に実施しましょう。

研修目的を知識の習得とするのであれば、オンライン研修やeラーニングを取りいれることで、費用や移動の負担を抑えられる場合があります。

日程調整に手間がかかる

集合研修は、参加者が同じ日時に集まる必要があるため、日程調整に手間や時間がかかる場合があります。また、繁忙期やシフト勤務の都合によって、参加できない社員が出ることもあります。

集合研修を実施する場合は、早めに候補日を決め、参加者の業務予定を確認しておく必要があります。

拠点や勤務時間が異なる従業員が多い場合は、eラーニングを使って各自の都合に合わせて受講する方法もあります。

共通知識の習得はeラーニングで行い、対面での演習が必要な部分だけ集合研修で行うことも可能です。

>>>eラーニングの特徴や、人材育成に活用するメリットについては、「人材育成にeラーニングを導入するメリット・課題とは?」で詳しく解説しています。

理解度に差が出やすい

集合研修は、受講者の知識や経験の違いによって、理解度に差が生じることがあります。

研修は、基本的に全員が同じペースで進行するため、経験者には内容が簡単すぎる一方、初心者には難しすぎると感じる場合があります。

特に、参加人数が多い研修では、一人ひとりの理解度を細かく把握することが難しくなります。

事前に受講者の知識や経験を確認し、必要に応じてクラスを分けたり、基礎知識を事前に学んでおいてもらうと対応しやすくなります。

定着状況を把握しにくい

集合研修を行っただけでは、受講者が学んだ内容をどの程度理解し、実際の業務にどれくらい生かしているか、ということまでは分かりません。研修当日は理解できていても、復習や実践の機会がなければ、時間の経過とともに内容を忘れてしまうことは少なくありません。

そのため、研修後のレポート提出や理解度テスト、eラーニングによる復習教材などを組み合わせることが大切です。

実際の業務で使う内容については、上司や現場の担当者が実践状況を確認することも重要です。継続的なフォロー体制を整えることで、学んだ内容を業務で生かしやすくなります。

集合研修の効果を高める方法

集合研修の効果を高めるためには、当日の運営だけでなく、事前準備や研修後のフォローまで含めて設計することが大切です。目的や対象者が曖昧なまま実施すると、受講者に何を身につけてもらいたいのかが伝わらず、研修後の成果も確認できません。

ここでは、集合研修の効果を高めるために、確認しておきたい点を説明します。

研修前・当日・研修後の流れ

研修の目的と対象者を明確にする

研修内容を決める前に、何のために集合研修を行うのか、誰を対象とするのかを明確にします。 

「知識を習得する」「スキルを身に付ける」「考え方を見直す」 など、研修を行う目的を明確にすることによって、適切な研修内容や進め方を決めやすくなります。また、新入社員向けなのか、あるいは管理職向けなのかによって、必要な内容も大きく異なります。

対象者に合わせて、扱う内容や難易度、研修形式を決めることが必要です。

事前学習で基礎知識をそろえる

集合研修の効果を高めるには、事前学習を取り入れることが有効です。

あらかじめ関連書籍や資料、動画教材などを配布し、基礎知識を事前に予習してもらうことで、研修当日は、応用的な内容や実践演習に時間を使いやすくなります。受講者ごとの知識レベルの差を小さくする効果も期待できます。

事前学習には、eラーニングを活用する方法もあります。共通の知識をeラーニングで先に学んでもらい、集合研修では、その知識を前提にした演習や意見交換に時間を使うといった進め方です。

事前課題やアンケートを実施すれば、受講者が理解できている点や研修当日に補足が必要な点も確認できます。 

参加型のプログラムを取り入れる

集合研修では、受講者が主体的に参加できるプログラムを取り入れることが重要です。講義だけが続くと、受講者は受け身になりやすく、学んだ内容が記憶に残りにくくなります。

講義の途中で質問を投げかける、グループで意見を交わす、学んだ内容を使って課題を考えるなど、受講者が自分で考え、発言する時間を設けます。

営業や接客、作業手順などを扱う研修では、ロールプレイングや実技演習を取り入れ、学んだ内容をその場で試してもらう方法もあります。

振り返りや復習の機会を設ける

学んだ内容を定着させるためには、研修後の振り返りと復習が欠かせません。研修後に内容を振り返り、実際の業務で活用しなければ、知識は徐々に薄れていきます。

研修直後には、理解度テストやレポートを通じて、受講者がどこまで理解できたかを確認します。

一定期間が経過した後には、上司との面談やOJTを通じて、学んだ内容を業務で使えているかを確認する方法もあります。

必要に応じて、eラーニングによる復習教材やフォローアップ研修を用意し、理解が不十分だった内容を改めて学べるようにします。

研修前・当日・研修後を分けて考えず、一連の学習としてつなげることが重要です。

まとめ

集合研修は、講師から直接学べるだけでなく、受講者同士が関係を築き、実践を通じて理解を深められる研修形式です。

講義形式、グループワーク形式、実技研修形式など、目的に合った研修を選ぶことで、知識の習得から実務で必要なスキルの練習まで行うことができます。

一方で、コストや日程調整、受講者ごとの理解度の差、研修後の定着状況の把握しにくさといった課題もあります。

集合研修を実施する際は、まず研修の目的と対象者を明確にし、事前学習や当日のプログラム、研修後のフォローまで含めて設計することが大切です。

また、すべての内容を集合研修だけで学ぶ必要はありません。

共通知識はeラーニングで事前に学び、集合研修では意見交換や実践に時間を使い、研修後はOJTを通じて業務で試すなど、学ぶ内容に応じて研修方法を組み合わせてみてはいかがでしょうか。

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ステッド編集部 人材育成コンテンツ担当:榎本

人材育成や組織づくりに関する情報を発信しています。企業の教育施策や学習環境づくりに役立つ情報を、現場目線で分かりやすくお届けします。

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