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【テンプレあり】なぜなぜ分析は意味ない?|うまくいかない原因と活用のポイントを解説

1.はじめに
なぜなぜ分析とは、問題が発生したときに「なぜ」を繰り返して原因を掘り下げ、根本的な原因(真因)を明らかにするための分析手法です。
しかし、実際になぜなぜ分析を行っても、原因がつかみ切れなかったり、改善につながらなかったりすることがあります。なぜでしょうか?
この記事では、なぜなぜ分析が「意味ない」と感じられる原因と、有効に活用するためのポイントを解説します。
2.なぜなぜ分析が「意味ない」と感じられる原因
ここでは、なぜなぜ分析が「意味ない」と感じられる、主な4つの原因を紹介します。
2-1.表面的な原因にとどまってしまう
なぜなぜ分析がうまく機能しない理由の一つは、原因の掘り下げが十分に行われないことです。
問題が発生したとき、最初に出てきた原因だけで結論を出してしまうと、その背景にある原因を見落としてしまうことがあります。
例えば、「納期遅延が発生した」という問題に対して、「担当者の確認不足だった」ということだけで、分析を終了してしまうケースです。
確認漏れが起きた背景には、業務フローの複雑さやチェック体制の不備など、別の原因が隠れている可能性があります。
原因を表面的に捉えたままでは、対策もその場しのぎになりやすく、同じ問題が繰り返されるおそれがあります。
2-2.主観的な判断に左右されてしまう
なぜなぜ分析を行う際に、事実確認が十分でないまま、思い込みや先入観によって原因を決めつけてしまうことがあります。
例えば、「以前も同じ原因だった」とか、「担当者の注意不足だろう」といった思い込みやあいまいな判断をもとに分析を進めると、客観的な事実を十分に確認しないまま結論を出してしまう場合があります。
その結果、事実とは異なる原因を原因として特定する恐れがあります。
原因を調べる際は、個人の思い込みや先入観で判断するのではなく、現場の状況や記録、データなどをもとに、原因と考えたことが事実と合っているか確かめることが重要です。
2-3.分析すること自体が目的になっている
なぜなぜ分析は、「なぜ」を繰り返して原因を掘り下げる手法ですが、その手順をこなすこと自体が目的になってしまう場合があります。
例えば、「なぜ」を5回繰り返すことにこだわり、原因を十分に確かめないまま分析を終えてしまうケースです。
なぜなぜ分析で重要なのは、「なぜ」を繰り返す回数ではなく、問題が発生した本当の原因を明らかにすることです。
原因を見誤ると、適切な改善策を考えることも難しくなります。
3.なぜなぜ分析を有効活用するためのポイント
なぜなぜ分析で根本的な原因(真因)を突き止めるには、問題を具体的に捉え、事実を確かめながら「なぜ」を繰り返す必要があります。
また、原因を特定した後は、改善策を実行し、その効果を確認することも大切です。
ここでは、なぜなぜ分析を有効に活用するための4つのポイントを解説します。
3-1.分析する問題を具体的にする
なぜなぜ分析を行う際は、まず何が問題なのかを具体的にすることが重要です。
問題の内容が曖昧なままでは、何について原因を調べるのかがはっきりしません。
例えば、「ミスが多い」というだけでは、ミスの内容や発生状況が分かりません。
「いつ・どこで・どのようなミスが・どの程度発生しているのか」を確認し、分析する問題を明確にしてから原因を調べます。
3-2.事実に基づいて原因を追究する
なぜなぜ分析で重要なのは、経験や思い込みだけで原因を決めず、データや記録などの事実をもとに判断することです。
例えば、売上減少の原因を「営業担当者の訪問件数が減ったからだ」と考えた場合、実際の訪問履歴や売上の推移を調べます。
訪問件数が減っていなければ、その考えを見直す必要があります。
また、実際に減っていたとしても、それだけで売上減少の原因だとは言い切れません。
原因と思われることを一つずつ確かめ、根拠がないまま次の「なぜ」に進まないことが大切です。
3-3.「なぜ」を繰り返して原因を掘り下げる
原因を掘り下げる際は、問題が起きた理由を問い、その答えに対してさらに「なぜ」を繰り返します。
例えば、ある営業チームの売上減少を調べたところ、次のようなことがわかったとします。
- なぜ売上が減ったのか? → 受注件数が減っていた。
- なぜ受注件数が減ったのか? → 商談件数が減っていた。
- なぜ商談件数が減ったのか? → 顧客への訪問件数が減っていた。
- なぜ訪問件数が減ったのか? → 営業日報と顧客管理システムへの二重入力に時間を取られていた。
実際の分析では、一つの原因が見つかっても、そこで終わりとは限りません。
今回の例では、二重入力が訪問件数の減少につながっていることを確認した上で、なぜ二重入力が発生しているのかをさらに調べます。
システム間で情報を共有できないことが原因なのか、業務上のルールに問題があるのかによっても、改善すべき点は異なります。
「なぜ」を繰り返す回数ではなく、問題の根本的な原因を十分に確かめられたかどうかが重要です。

3-4.改善策を実行し効果を確認する
なぜなぜ分析で問題の根本的な原因を明らかにしたら、次は改善策を考えます。
業務手順の変更や社員教育、設備の改善など、何を行うべきかは原因によって異なります。
その際は、現場の状況も踏まえ、何を行うのか、誰がいつまでに行うのかを具体的に決めておきます。
先ほどの売上減少の例で、システム間で情報を共有できないことが二重入力の原因だとわかった場合は、入力先をどちらか一方に集約したり、一度の入力で両方に反映する方法などが考えられます。
改善策を実行した後は、売上が改善しているかを確認します。
あわせて、入力作業にかかる時間や訪問件数、商談数の変化も調べ、期待した結果が得られなければ、原因や改善策を見直す必要があります。
4.なぜなぜ分析テンプレート(Excel)
なぜなぜ分析に使えるExcelテンプレートを無料でダウンロードできます。(フォーム入力不要)
問題の内容から原因の掘り下げ、真因の確認、改善策と効果確認まで記入できます。
営業チームの売上減少を題材にした記入例も付いています。
なぜなぜ分析シート(excel)
問題の内容から原因の掘り下げ、真因の確認まで記入できるテンプレートです。記入例も付いています。
5.まとめ
なぜなぜ分析では、「なぜ」を繰り返す回数よりも、事実を確認しながら原因を掘り下げ、根本的な原因(真因)を明らかにすることが重要です。
原因を特定した後は、それに合った改善策を実行し、問題が改善したかを確かめます。
改善が見られなければ、分析で見落とした原因がないか、改善策が適切だったかを改めて確認します。
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ステッド編集部 人材育成コンテンツ担当:榎本
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